おすすめ記事:経腟分娩と帝王切開はどう選ぶ?どちらがよいですか?
お腹にいるときから赤ちゃんに話しかける理由
お腹にいるときから赤ちゃんに話しかけることには、身体面でも心の面でもさまざまなメリットがあります。話しかけることが大切な理由をご紹介します。
つながりを育みます:話しかけることで、お母さんとお腹の赤ちゃんのつながりが育まれます。赤ちゃんは音を感じ取り、生まれる前からお母さんの声を覚え始めます。
声に慣れ始めます:米国産科婦人科学会(ACOG)によると、胎児の聴覚は妊娠13~16週ごろから発達し、25~28週ごろには大きな音に驚いて反応するようになります。両親の話し声や歌声は、赤ちゃんが生まれる前から少しずつ聞き慣れていく音になります。ただし、直接的に知能を高めるという明確な根拠は、まだありません。
ストレスを和らげます:お母さんの声は、赤ちゃんにとって聞き慣れた、安心できる声です。穏やかに話しかけたり歌ったりすることは、お腹にいる間も生まれた後も、ストレスを和らげる助けになります。
お腹を通して触れ合えます:話しかけながらお腹を優しくなでたり軽く触れたりすると、お母さんは胎動のリズムを感じ取れます。妊娠後期には、赤ちゃんがその刺激に応じて動くこともあります。
家族も参加できます:お父さん、上のきょうだい、同居する家族も、交代でお腹の赤ちゃんに話しかけたり歌ったりできます。新しい家族への愛着を、生まれる前からみんなで育めます。
やり取りのきっかけになります:話しかけることは、お母さんと赤ちゃんの最初のやり取りにつながり、お母さんが赤ちゃんをより身近に感じられるようになります。
お腹にいるときから赤ちゃんに話しかけることは、意味のある体験であり、身体面にも心の面にもよい影響をもたらします。
お腹の赤ちゃんへの話しかけは、発達に影響しますか?
お腹の赤ちゃんに話しかけることは、絆を育むよい活動です。ただし、どのような効果が期待でき、何についてはまだ根拠がないのかを、正しく理解しておきましょう。
聞き慣れた声を覚えています:研究では、新生児は知らない人の声よりも、お母さんの声によく反応することが示されています。お腹の中にいるときから聞いているためです。そのため、両親の声は、生まれた後に赤ちゃんが落ち着きやすくなる助けになります。
お母さんの気持ちを支えます:くつろいだ雰囲気の中で話しかけたり、歌ったり、本を読んだりすると、お母さんがリラックスでき、赤ちゃんを身近に感じられます。これは妊娠中の心の健康にもよいことです。
赤ちゃんと話す習慣の出発点になります:妊娠中から赤ちゃんへの話しかけに慣れている両親は、出産後も継続して話しかける傾向があります。そして、生まれた後に話しかけたり、お話や本を読み聞かせたりすることが、赤ちゃんの言語や脳の発達に役立ちます。
言葉を話す、読む、書く、自分の考えを伝えるといった力は、生まれた後、両親が日常的に話しかけ、本を読み、一緒に遊ぶ中で発達するものです。お腹の赤ちゃんへの話しかけはよい出発点ですが、能力を高める近道ではありません。
おすすめ記事:1歳の発達を促すおもちゃはどれがよい?ぐんぐん育つ力をサポート
お腹の赤ちゃんに話しかける5つの方法
1. 歌を歌い、お話を聞かせます
お腹の赤ちゃんに話しかけるのは、それほど難しいことではありません。歌を歌ったり、興味を引くお話を聞かせたりするなど、赤ちゃんと気軽にコミュニケーションを取り、楽しい時間をつくる方法はいくつもあります。
歌やお話は、赤ちゃんの喜びや安心感につながります。お母さんの好きな歌や、歌詞や曲調が明るい歌は、お腹の赤ちゃんの関心を引くことができます。また、興味を引くお話を聞かせることは、赤ちゃんとの関係や理解を育み、お母さんが赤ちゃんを身近に感じる助けになりますが、脳の発達や学習能力を高める保証はありません。
このように、歌やお話は、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションや絆づくりを楽しむ手軽な方法です。好きな歌を歌ったり、興味を引くお話を聞かせたりして、赤ちゃんに喜びを届け、お母さんの思いへの信頼を育みましょう。
2. 赤ちゃんの動きに応えます
お腹の中で赤ちゃんが動いたら、お腹にそっと手を添えるなど、優しい触れ合いで応えることができます。赤ちゃんに合図を送り、お母さんの温もりや安心感を伝えることで、つながりを育めます。
赤ちゃんの動きに優しく応え、温もりのある触れ合いを重ねることで、赤ちゃんがお母さんの合図を感じ取り、応える助けになります。こうした触れ合いを通して、赤ちゃんとのつながりや気持ちの交流を育んでみましょう。
3. 話しかけながらお腹に触れます
話しかけながらお腹に触れることは、お腹の赤ちゃんとの理解を育み、前向きな気持ちを伝えるコミュニケーション方法です。お話を聞かせたり、オーディオブックを聞かせたりすると、赤ちゃんの喜びや安心感につながります。興味を引くお話や、明るく魅力的な声のオーディオブックを選んで、赤ちゃんに喜びと安心感を届けましょう。
もう一つの方法は、優しい手つきでお腹に触れることです。話しかけながらお腹をそっとなでたり、軽く触れたりして、赤ちゃんに温もりを伝えてみましょう。お腹を強く押す、つまむ、マッサージするといったことは避けてください。お腹の張りや痛みを感じた場合は中止し、医師に相談してください。
4. 音楽やさまざまな音を聞きます
音楽やさまざまな音を聞くことも、お腹の赤ちゃんとの理解や前向きな気持ちを育む方法の一つです。明るい曲調の音楽を流し、お腹の赤ちゃんと一緒に楽しむことで、赤ちゃんがリラックスし、心地よく過ごせる雰囲気をつくりましょう。
音楽プレーヤーや、鳥の声、森の音などを再生できる機器を使って、赤ちゃんに音を聞かせてみましょう。リラックスできる、心地よい雰囲気づくりに役立ちます。スピーカーやヘッドホンをお腹に密着させる必要はありません。お母さんが心地よく聞ける音量で十分です。(さらにアイデアを見る:親子の絆を育む音楽のおもちゃ5選)
5. お腹の赤ちゃんに本を読み聞かせます
お腹の赤ちゃんへの読み聞かせは、お母さんと赤ちゃんの心のつながりを育む日常のひとときになります。読み上げる声や内容が魅力的な本を選ぶと、赤ちゃんにとって興味深い「聞く体験」になります。また、リラックスできる雰囲気をつくり、適切な本を選ぶことは、お母さんがリラックスする助けになりますが、胎児の脳の発達や知能を高める保証はありません。お母さん自身が好きで楽しめる本を選べば、読み聞かせが双方にとって楽しい時間になります。お腹の赤ちゃんへの読み聞かせは、家族の愛情とつながりを映し出す美しいひとときです。どの本から始めればよいかわからない場合は、妊娠中のお母さんにおすすめの本をご覧ください。
まとめ
お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションは、胎児の発達を支えるために取り入れたい方法の一つです。歌やお話を聞かせて喜びや安心感を育むこと、話しかけながらお腹に触れて理解や前向きな気持ちを伝えること、音楽やさまざまな音でリラックスできる心地よい雰囲気をつくることなどがあります。温もりのある触れ合いで安心感を届けたり、優しくお腹に手を添えて愛情や穏やかさを伝えたりすることも、コミュニケーションを取り、赤ちゃんの発達を促す方法です。こうした方法は、親子の絆を育み、お母さんのリラックスに役立ちます。一方、胎児の成長は、主に妊婦健診、お母さんの食事や休息によって支えられます。(関連記事:妊娠中のストレスを和らげる5つの活動)
おすすめ記事:妊娠中の食事と赤ちゃんの肌の色:5つの食品群と誤解
参考情報:https://www.pregnancybirthbaby.org.au/bonding-with-your-baby-during-pregnancy
https://www.acog.org/womens-health/faqs/how-your-fetus-grows-during-pregnancy


