妊娠中に食べる果物を選ぶことは、とても大切です。果物から摂る栄養素は、お母さんと赤ちゃんの健康に大きく関わります。
ここでは、お母さんと赤ちゃんの健康のために、食べるとよい果物と避けたい果物をご紹介します。
妊娠中におすすめの果物
果物は妊娠中の方にとって栄養価の高い食品です。健康のために適量を食べましょう。ただし、すべての果物が妊娠中に適しているわけではありません。お母さんと赤ちゃんの安全のため、注意点を踏まえて選んでください。
妊娠中に適した果物には、次のようなものがあります。
| 果物の名前 | 栄養面の特徴 |
|---|---|
| バナナ | 葉酸、カリウム、食物繊維を含みます。食べやすく、消化を助けます。 |
| りんご | 食物繊維とビタミンCを含み、お通じを助けます。食べる前に皮をよく洗ってください。 |
| すいか | 水分と食物繊維を含み、便秘や消化管の病気のリスクを減らすのに役立ちます。 |
多くの果物は、新鮮で清潔なものを選び、種類を変えながら食べれば、妊娠中も食べられます。妊娠中におすすめの果物については、妊娠中に摂りたい果物のチェックリストもご覧ください。
ここで挙げたのは、妊娠中に適した果物の一例です。体調の問題や気になることがある場合は、医師や栄養士に相談し、詳しいアドバイスを受けてください。
妊娠中に避けたい果物・少量にしたい果物
実際には、妊娠中に「絶対に食べてはいけない」果物はほとんどありません。ただし、お母さんと赤ちゃんの安全のため、避けたり少量にしたりしたほうがよい場合があります。
| 果物の種類 | 避ける、または少量にする理由 |
|---|---|
| 未熟または半熟のパパイヤ | パパイヤの乳液(ラテックス)を含みます。子宮の収縮を促す可能性を示す情報もあるため、安全のために避けてください。熟したパパイヤは通常どおり食べられます。 |
| ドリアン、ロンガン、ジャックフルーツ、ランブータン、マンゴスチンなど、甘みの強い果物 | 糖分とカロリーが高く、食べすぎると体重が急に増えたり、血糖値が高くなったりする可能性があります。特に妊娠糖尿病がある方は、1回に食べる量を少なくしてください。 |
| 洗っていない果物や、不衛生な状態で保存されたカットフルーツ | 土、病原菌、残留農薬などが付いている可能性があります。果物は食べる前に必ずよく洗い、カットフルーツは切りたてのものを選んでください。 |
| 低温殺菌されていない搾りたての果汁 | 未処理の果汁には細菌が混入している可能性があります。低温殺菌などで処理された製品を選んでください。果物を洗ってから自宅で搾っても、病原菌がなくなる保証はありません。 |
パイナップルについては、通常の量を食べることで流産が起こるという根拠はありません。ただし、食べて胃がひりひりしたり胸やけがしたりする場合は、量を減らしてください。妊娠中の野菜や果物の洗い方についてはNHSを、ほかに避けたい食品については妊娠中に食べてはいけないものをご覧ください。
妊娠中に食べる前に医師へ相談したい果物
果物の種類によっては、お母さんや赤ちゃんの健康に影響することがあります。持病がある方や、特定の果物でアレルギーを起こしたことがある方は、その果物を食べる前に医師に相談してください。
下の表では、果物を食べる前に医師へ相談したいケースを紹介します。
| お母さんの状態 | 事前に医師へ相談したい果物 |
|---|---|
| 妊娠糖尿病がある、または血糖値が高い場合 | 甘みの強い果物やドライフルーツです。ドリアン、ロンガン、ジャックフルーツ、完熟マンゴーなどは、適量について医師や栄養士の助言を受けてください。 |
| 果物アレルギーの既往がある場合 | 以前にアレルギーを起こした果物は避け、交差反応を起こす可能性のある果物を試す前に医師に相談してください。 |
| 胃食道逆流症や胸やけがある場合 | オレンジ、ポメロ、パイナップルなど酸味の強い果物は、症状を悪化させる可能性があります。食後に少量を食べてください。 |
| 腎臓病がある、または医師からカリウム制限を指示されている場合 | バナナやドリアンなどカリウムの多い果物は、医師に指示された量を守って食べてください。 |
妊娠中に食べる果物の適量
新鮮な果物には体に必要な栄養素が含まれているため、妊娠中に食べることは、お母さんと赤ちゃんの健康に役立ちます。ただし、量が適切でないと、お腹の張りや腹痛を感じることがあります。
適量をしっかり摂りたい果物
1. 洋梨:甘酸っぱい味わいで妊娠中にも食べやすく、ビタミンCや炭水化物などの重要な栄養素を含みます。
2. バナナ:食べやすく、妊娠中に適した食品です。甘みがありますが脂肪を含まず、体の健康を支える栄養素が含まれています。
3. いちご:甘みがあり、ビタミンCなどを含みます。さまざまな食品を取る食事の一部として楽しめますが、出血の予防や治療になると考えないでください。
食べすぎに注意したい果物
1. マンゴスチン:甘みが強く食物繊維も多いため、大量に食べるとお腹の張りや腹痛が起こることがあります。
2. ポメロ、オレンジ、パイナップルなど酸味の強い果物:食べすぎると、胃がひりひりしたり胸やけがしたりすることがあります。特に胃食道逆流症がある方は注意してください。
3. 完熟マンゴー:ビタミンが豊富ですが、甘みが強く高カロリーです。一度に大量に食べると体重や血糖値が急に上がる可能性があるため、適量を心がけてください(妊娠中の体重管理に役立つ食事メニューもご覧ください)。
お母さんと赤ちゃんの健康のため、果物は適量を食べ、ほかの栄養のある食品も十分に摂ることを忘れないでください。
妊娠中の果物の選び方
妊娠中の果物選びは、お母さんと赤ちゃんが有益な栄養素を安全に摂るために大切です。購入時には、次のポイントを参考にしてください。
| ポイント | 選び方 |
|---|---|
| 鮮度を確認します | 新鮮で、腐敗や傷のない果物を選んでください。 |
| 十分に熟した果物を選びます | 十分に熟した果物は甘みがあり、お母さんと赤ちゃんに必要な栄養素を含みます。 |
| 有害物質のない果物を選びます | 妊娠中の方に有害な物質や危険な化学物質が付着した果物は、購入を避けてください。 |
| 信頼できる販売元で購入します | ショッピングセンターや品質管理のよい市場など、信頼できる販売元で果物を選んでください。 |
妊娠中の果物選びは、お母さんと赤ちゃんの健康に関わるため、とても大切です。注意して、新鮮で安全、かつ栄養のある果物を選んでください。
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よくある質問
果物の保存と管理果物は食べる前に洗ってください。皮をむいたり切ったりした果物は、ふた付きの容器に入れて冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べきりましょう。病原菌の混入を防ぐため、生肉とは分けて保存し、カビが生えたものや腐ったものは捨ててください。
果物を食べる量毎日、さまざまな野菜や果物を、5つの食品群をそろえた食事とともに摂りましょう。果物は食事の一部や間食として適量を食べ、ご飯や主食・主な食事の代わりにしないでください(NHS)。
食べる前に医師へ相談したい果物果物アレルギーの既往があり、食べる量によってアレルギー症状が変わる場合や、感染症のリスクがある場合は、果物を食べる前に医師に相談してください。
参考情報:https://www.krishnacoming.com/blog/fruits-not-to-eat-during-pregnancy
https://www.apollocradle.com/blog/fruits-to-avoid-during-pregnancy-diet/
https://www.nhs.uk/pregnancy/keeping-well/foods-to-avoid/
https://www.nhs.uk/pregnancy/keeping-well/have-a-healthy-diet/


