子どもがご飯を食べないのはなぜですか?
家庭では毎食、子どもにご飯を食べるよう声をかけますが、いつも食べてくれるとは限りません。よくある理由の一つは、1歳を過ぎると乳児期より成長のペースが緩やかになり、食欲が自然に落ち着くことです。はっきりした理由が見当たらないのに食べたがらない子もいれば、その子特有の事情がある場合もあります。ここからは、子どもがご飯を食べない主な理由をご紹介します。- パン、おやつ、甘いもの、一皿で済む料理などを食べています。
- 料理の見た目に興味を引かれなかったり、同じメニューが続いたりしています。
- お皿に盛られた食事の量が多すぎます。
- 用意されたご飯の味付けが好みに合いません。
- 食事の直前にミルクやおやつ、甘い飲み物をとっているため、まだお腹がすいていません。
子どもの気持ちを整える食卓の雰囲気づくり
食事中の雰囲気をよくすると、子どもが食べることに関心を持ちやすくなります。1. 子どもが気持ちを表現しやすい雰囲気をつくりましょう
食事中は会話をしながら、楽しい時間をつくりましょう。例えば、おもしろい話をしたり、その日にあったことを話せるよう子どもに声をかけたりしてみましょう。2. 興味を引く食卓を用意しましょう
食べ物を見栄えよく並べて、きれいで興味を引く盛り付けにしましょう。色とりどりのお皿を取り入れて、食卓を華やかにしてみてください。3. 食事中は画面を見ないようにしましょう
食事中はテレビ、タブレット、スマートフォンを消しましょう。画面に気を取られると食べ物への関心が薄れ、自分が満腹なのか空腹なのかを感じ取りにくくなるためです。この点について、American Academy of Pediatrics (AAP)食事中は画面を使うメディアを控えることが推奨されています。何かを使って食べ物への関心を引き出したい場合は、食事の前後に食べ物にまつわる絵本を読んであげましょう。また、子どもにはベビーハイチェアに座って、家族と一緒に食卓を囲んでもらいましょう。4. 子どもに遊ぶ余地を与えましょう
子どもが食べ物に触れたり、自分ですくって食べたり、その都度メニュー選びを手伝ったりできるようにして、楽しい体験にしましょう。初めての食べ物を受け入れるまでには、十数回試す必要があることもあります。最初に食べてくれなくても、がっかりしないでください。5. 適切な飲み物を選びましょう
食べ物だけでなく、飲み物の選び方も食事に影響します。食事と一緒に飲むものとして最も適しているのは水です。食前や食事中に果汁ジュース、甘い飲み物、大量のミルクを与えると、すぐにお腹がいっぱいになり、糖分のとりすぎにもつながるため、控えましょう。AAP1~6歳の子どもが飲む100%果汁ジュースは、1日120~180mlを超えないことが推奨されています。1歳未満には果汁ジュースを与えないようにしましょう。また、果汁ジュースを飲むよりも、果物をそのまま食べるほうがおすすめです。
食べる意欲を引き出す工夫を取り入れましょう
食事のためにただテーブルの前に座らせるだけでなく、食べ物に関するゲームや遊びを取り入れると、子どもが楽しい気持ちになり、食事にも前向きになりやすくなります。 例えば、次のような食べ物に関する遊びを試してみましょう。お料理ごっこまたは食べ物のおもちゃを使うと、野菜や果物に親しむきっかけになります。また、食べ物の絵を描いたり、カラフルな色を使ってレシピを書いたりする活動に参加してもらうこともできます。食べ物について学びながら、食べることへの興味を育めます。
褒めることも忘れずに
子どもの食事の雰囲気をよくするには、子どもを信じ、支えることが大切です。上手に食べられたときには、頑張りを見ていること、うれしく思っていることを、褒め言葉で伝えましょう。 食べる意欲を引き出すことも大切です。子どもが食べたがらないときは、何が好きなのかを尋ねて、関心を示してみましょう。保護者が用意した栄養のある食べ物2~3種類から選んでもらうと、食べる気持ちにつながるかもしれません。ただし、無理強いをしたり、叱ったり、おやつをご褒美にしたりするのは避けましょう。食事がストレスの多い時間になってしまいます。 こうした小さな工夫は、すぐには効果が表れないかもしれません。それでも、ご紹介したほかの方法と組み合わせることで、子どもの健康や発達を支え、将来、食事をもっと好きになる助けになる可能性があります。気をつけたいこと:食べる量が少なくても、元気に遊び、体重が目安どおりに増えていれば、多くの場合は心配しすぎる必要はありません。ただし、体重が増えない、または減っている、元気がない、よく吐く、飲み込みにくそうにする、頻繁にむせる、食べられるものがごく数種類で量も非常に少ない場合は、小児科医に相談しましょう。
日頃から家族そろって食事をすることも、子どもがよい食べ方のお手本を見る機会になります。
試してみたい工夫はありましたか?ぜひ、お子さまとの食事に取り入れてみてください。食べてくれるようになったら、「お食事タイムに役立つアイテム」も用意しておきたいですね。クリック!参考情報:https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/toddler/nutrition/Pages/Picky-Eaters.aspx


