産後の寒気や震えとは何ですか。
産後の寒気や震えは、出産を終えた身体が元の状態へ適応する過程で起こります。特に最初の1~2時間に現れやすいですが、後から起こることもあります。正確な原因はまだ分かっていませんが、身体から熱や水分が失われることや、産後のホルモンの変化が関わると考えられています。Cleveland Clinicによると、経腟分娩でも帝王切開でも見られます。
身体が自分では抑えられず震えることが多く、通常は短い時間で治まります。疲れやだるさを伴うこともあり、身体が元の状態に適応すると、多くは自然に消えます。産後には寒気だけでなく、産後うつ病など、ほかの状態が起こることもあります。
産後の寒気の原因
産後の寒気や震え(Postpartum chills)には、身体や環境に関わるさまざまな原因が考えられます。次のような要因があります。
- 身体の熱の喪失:出産でエネルギーを使うことにより、身体の熱が失われる場合があります。また、血液やほかの体液の喪失によって体温が下がることもあります。
- ホルモンの働き:母乳の生成に関わるホルモンなど、産後のホルモンの変化が寒さの感覚に影響することがあります。
- 血液の喪失:出産では多くの血液が失われることがあり、それが体温の低下につながる場合があります。
- 出産による疲労:経腟分娩では身体の力を総動員し、大きなエネルギーを使います。
- 分娩中の薬や輸液:分娩中に脊髄への麻酔や静脈からの輸液を受けた後、震えが強くなる方もいますが、多くは間もなく自然に治まります。
早急に受診すべき寒気
出産後数時間以内に起こり、自然に治まる震えは通常危険ではありません。ただし、寒気がするたびに医師や看護師へ伝え、体温を測ってもらいましょう。次の症状がある場合は、直ちに受診してください。
- 38℃以上の発熱、またはインフルエンザのような身体の痛みを伴う震え
- 産後数日たってから起こる、または繰り返す震え
- 悪露の悪臭、異常に多い出血、強い下腹部痛
- 帝王切開や会陰の傷の赤み・腫れ・膿、痛みの増加
- 乳房の赤み、腫れ、熱感、痛みに発熱を伴う
- 脈や呼吸が速い、混乱する、急速に体調が悪化する
注意点:産後の発熱と震えは感染のサインであり、急速に敗血症へ進むこともあります(NHSをご覧ください)。症状が重い場合は直ちに1669へ電話してください。知っておきたい産後の不調もご覧ください。
産後の寒気への対処法
出産後に身体がよりよく回復するためにも、寒気に対処することが大切です。次の方法があります。
暖かい服を着る:身体の温かさを保てる服を着ましょう。柔らかく通気性がよく、暑くなりすぎない素材を選びます。暖かい毛布を使い、温かい飲み物を飲んでもよいでしょう。
室温を整える:寝室を快適な温度に保ち、冷えすぎないようにしましょう。
エネルギーを十分に取る:必要なエネルギーを含む食事は、身体が早く回復する助けになります。
軽い運動をする:散歩やストレッチなどの軽い活動は、血行を促し、身体を温める助けになります。医師の許可が出たら、安全な産後の運動を始められます。
身近な人に支えてもらう:家族や介助する人が関心を持ち、ケアしてくれることも、寒気への対処を助けます。
「ユーファイ」は役立ちますか。
タイの産後の温熱習慣ユーファイは、身体を温め、寒気による不快感を多少和らげることがあります。火の近くにいると一時的に温まりますが、やけどや過熱による傷害に注意が必要です。安全や健康へのリスクがあるため、産後の寒気への主な対処法にすべきではありません。暖かい服装と室温の調整の方が、寒さへの対処に効果的です。
産後のお母さんの栄養
出産後は栄養面のケアも大切です。産後の栄養は、お母さんの健康と身体の回復に大きく関わります。
産後の食事は免疫や組織の修復を支え、回復を早める助けになるため、適切な食事を取ることが大切です。
| 食品の種類 | 産後に適した食品 | 食品の利点 |
|---|---|---|
| 野菜と果物 | よく洗った葉物野菜、さまざまな色の野菜や果物 | ビタミン、ミネラル、食物繊維を含み、排便を助けます。 |
| たんぱく質 | 鶏肉、魚、豚肉、卵、豆腐、大豆、ピーナッツ | 出産による傷や損傷した組織の修復を助けます。 |
| 炭水化物 | 玄米、とうもろこし、さつまいも、全粒粉パン | エネルギーを与え、身体を温め、育児をする体力を支えます。 |
| 良質な脂質とカルシウム | サーモンやプラトゥー(サバ類)などの脂の多い魚、卵、牛乳、ヨーグルト | オメガ3は母乳を通して赤ちゃんの神経系の発達を助け、カルシウムは骨を支えます。 |
まとめ
産後は身体が回復して元の状態へ戻るために時間が必要で、寒気が起こることがあります。主な要因には、出産中の熱や水分の喪失、ホルモンの変化、疲労があります。多くは間もなく自然に治まりますが、発熱を伴う場合は早急に受診してください。回復のために、たんぱく質、炭水化物、良質な脂質を含む食事を大切にし、加工食品、甘い物、塩分の多い食事は控えましょう。
産後の運動は血行を促し、身体をすっきりさせ、活力や気分を高める助けになります。特に歩行は適切で安全な選択肢ですが、危険を避けるため、始める前に医師や医療の専門家の指示に従ってください。
よくある質問
産後の寒気や震えとは何ですか。産後の寒気や震えとは、出産後に寒さを感じて身体が震える状態です。多くは産後早期に起こり、身体が元の状態へ適応すると自然に治まります。暖かく快適な環境を用意して寒さを和らげ、適切な産後のケアで安心できるようにすることが大切です。
産後の寒気の原因産後の寒気は、熱や水分の喪失、特に出産後に身体が再び適応する時期に起こることがあります。元の状態へ戻る過程で寒さを感じ、出血や水分の喪失も寒気につながる場合があります。
「ユーファイ」は役立ちますか。火の近くにいると身体が温まり、一時的に寒さを和らげることがありますが、過熱による事故を防ぐ注意が必要です。暖かい服装と室温の調整の方が、安全で効果的な対処法です。
参考資料:


