トイレトレーニングは、お子さんの成長における大切なステップです。トイレを使う力を育み、自分でトイレを使うことを前向きに学ぶ経験が、自信につながります。
この記事では、トイレトレーニングの簡単な進め方、準備ができたことを示すサイン、何歳ごろから自分でトイレを使う練習を始めるとよいかをご紹介します。
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トイレトレーニングを始める準備ができたサイン
トイレトレーニングで大切なのは、暦の上での年齢ではなく「お子さんの準備ができていること」です。次のサインがあるか観察してみましょう(HealthyChildren.org)。
- おむつが乾いている時間が長くなり、例えば約2時間ぬれなかったり、昼寝から起きても乾いていたりします。
- 排泄しそうなときや排泄した直後に自分で気づき、言葉やしぐさで伝えられます。
- 排泄の時間がおおよそ決まっています。
- トイレまで歩き、自分でおまるに座れ、ズボンの上げ下げもある程度できます。
- 簡単な指示に従え、大人のようにトイレを使いたがったり、ぬれたおむつを嫌がったりします。
こうしたサインがまだ見られなくても、急ぐ必要はありません。準備が整う前に無理に練習させると、かえって時間がかかり、お子さんが嫌がることがあります。
トイレトレーニングは何歳から始めるとよいですか?
多くの子どもは生後18か月〜3歳ごろに練習を始める準備が整い、2〜3歳ごろから始められる子も多いですが、準備が整う時期には個人差があります(NHS)。それ以前は、おまるを見せる、トイレの絵本を読む、大人がトイレを使う様子を見せるなど、無理におまるに座らせず、慣れ親しむ機会を作りましょう。おおまかな目安は次のとおりです。
1〜2歳:慣れ親しむ時期です。排泄を表す言葉や、おまる、トイレを知ってもらいましょう。
2〜3歳ごろ:多くの子どもが、おまるや補助便座に座る練習を始める時期です。尿意や便意を伝えられるようになり、トイレの後の手洗いも練習し始めます。
3〜4歳ごろ:自分でトイレを使える場面が増えます。日中はおむつが不要になることが多いですが、夜間はもう少し時間がかかる場合があります。
5歳以上:排泄後に自分で体をきれいにすることが上手になりますが、まだ大人の見守りや手助けが必要です。この年齢でも、夜のおねしょはよく見られます。
また、引っ越し、きょうだいの誕生、体調不良など、練習に影響する可能性のある状況や、お子さんの様子にも気を配りましょう。不安があるときは、より適した時期まで練習を延期しましょう。
トイレトレーニングの手順
- おまる、または補助便座と踏み台を用意し、お子さんが安定して座れるようにしましょう。
- 起床後や食後など、排泄しやすい時間におまるに座るよう誘いましょう。1回数分程度で十分で、長く座らせる必要はありません。
- 尿意や便意のサインが見られたら、すぐにトイレへ連れていきましょう。ズボンは脱ぎやすいものを選びましょう。
- 排泄後に体をきれいにする方法を教えましょう。女の子は前から後ろへ拭くようにし、毎回せっけんで手を洗いましょう。
- できたら褒め、失敗しても叱ったり罰を与えたりしないようにしましょう。練習中におもらしをするのは、ごく普通のことです。
トイレトレーニングのメリット
- トイレの使い方を理解し、正しく使えるようになります。
- 手洗いやズボンの着脱など、自分の身の回りのことをする力を育めます。
- 通園に向けた準備につながります(詳しくはこちら:幼稚園に持っていくかばんの準備)。
- 自分でできたという自信や誇らしい気持ちが育ちます。
トイレトレーニングで困ったときの対処法
トイレトレーニングの途中で困りごとが起こり、お子さんがトイレを怖がることがあります。でも、対処できないのではと心配しすぎる必要はありません。ここでは、練習中に起こる問題への対応をご紹介します。
- 自信と安心感を育みましょう:お子さんがトイレを怖がったり、自信を持てなかったりするときは、安心して使えるように支えましょう。保護者が気にかけ、しっかり見守ってくれると感じられることが大切です。トイレの使い方について役立つことを伝えるのも、自信と理解につながります。
- 慣れる時間を取りましょう:お子さんが慣れるまで待ちましょう。まだ準備が整っていなかったり怖がったりする場合は、トイレに行くようプレッシャーをかけず、慣れるための時間を取り、より適したタイミングで次の練習に取り組めるようにしましょう。
- 補助用品を使いましょう:子ども用の補助便座と踏み台を使い、安定して座れて、便器に落ちる不安を感じにくいようにしましょう。床に置くおまるから始める方法もあります。
- 楽しい経験にしましょう:遊びの要素を取り入れてトイレでの時間を楽しくすると、お子さんが心地よく感じ、トイレを使うことに前向きになりやすくなります。おまるに座っている間に絵本を読んだり短い歌を歌ったりし、できたときにはご褒美のシールを使うのもよいでしょう。
- 様子を見ながら見守りましょう:練習中はお子さんの様子をよく観察し、怖がる気持ちや不快な症状があれば対応しましょう。困りごとがあるときは、練習方法や保護者の関わり方をお子さんに合わせて調整し、よりよく進められるようにしましょう。
- 問題があるときは医師に相談しましょう:便を我慢する、便秘になる、排便時に痛がる、排尿時にしみる・痛む、いったんできるようになったのに再びおもらしが増える、といった場合は医師に相談しましょう(詳しくはこちら:子どもの便が出ない・出しにくいとき)。
トイレトレーニング中の困りごとに適切に対応することは大切です。お子さんの気持ちに丁寧に寄り添い、穏やかに、よく理解しながら練習を見守りましょう。
トイレトレーニングで気をつけたいこと
トイレトレーニングは、お子さんが毎日の生活を安全で快適に送るうえで大切です。次の点に気をつけることで、安全で適切に練習を進めやすくなります。
- お子さんの機嫌がよく、急がずに取り組める、適切な時間を選びましょう。
- トイレや浴室を安全に整えましょう。滑り止めマットを使い、洗剤、薬、刃物は手の届かない場所に保管します。小さな子どもは浅い水でも溺れることがあるため、バケツやたらいに水をためたままにせず、トイレや浴室にいる間はそばで見守りましょう。
- 感染を防ぐため、トイレの後は毎回せっけんで手を洗い、おまるや補助便座も定期的に洗って清潔に保ちましょう。
- ハンドシャワーの使い方や、自分でズボンを脱いだりはいたりする方法など、トイレを正しく安全に使う方法を教えましょう。
トイレトレーニングでは、安全への配慮と事故の防止に保護者が十分気を配ることが大切です。お子さんが安全に学び、トイレを使う力をしっかり身につけられるようにしましょう。
トイレトレーニングは、成長を促し、トイレの使い方への理解を育む大切な過程です。適切な時間を選ぶこと、環境を整えること、使い方を教えることのいずれも大切にし、ここで紹介した工夫を取り入れて、より効果的で安全な練習につなげましょう。
保護者へのアドバイス
ここまで紹介したアドバイスは、お子さんのトイレを使う力を伸ばし、自信を育むために役立ちます。成長の様子に関心を持ち、お子さん自身の準備の整い具合に合わせて考え方や接し方を調整し、十分に気を配りましょう。準備が整う時期や成長の段階は、一人ひとり異なります。楽しく前向きな経験になるように取り組むことが、これから自分でトイレを使っていくための確かな土台になります。
まとめ
トイレトレーニングは、お子さんに準備ができたサインが見られたら始めましょう。多くの子どもは生後18か月〜3歳ごろに準備が整い、2〜3歳ごろから始められる子も多いです。安定して座れる用品を用意し、決まった時間におまるへ誘い、できたら褒め、失敗しても叱らないようにしましょう。トイレの安全を整え、毎回手を洗うことも教えます。怖がったり準備が整っていなかったりする場合は、いったん休んでから再挑戦し、便秘や排尿の異常があれば医師に相談しましょう。
参考情報:
https://www.kidsclubchildcare.com.au/6-easy-steps-to-toilet-train-your-toddler/
https://raisingchildren.net.au/preschoolers/health-daily-care/toileting/toilet-training-guide
https://kidshealth.org/en/parents/toilet-teaching.html
https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/toddler/toilet-training/Pages/default.aspx
https://www.nhs.uk/baby/babys-development/potty-training-and-bedwetting/how-to-potty-train/


